常温金属溶射システム(MS工法)
- 1、MS工法とはその特長
- 2、採用箇所
- 3、施工仕様
- 4、採用実例
3、施工仕様
施工工程
項目 | 作業手順 | 施工画像 |
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1.準備作業 | ・足場・防護設備・動力など ・仕様および管理基準査 ・金属溶射用資機材 ・橋台、桁端周辺清掃 | |
2.素地調整 | 施工内容 1)既存下地状況調査 2)素地調整 3)完了検査 仕様および管理基準 1)既存状態と発錆箇所の調査 2)ブラストおよびケレン作業 3)溶射可能な状態であること 除錆度:ブラスト法(Sa2.0~2.5) パワーツール法(St3.0) 導電性:電気抵抗があること 清掃:錆、塵、埃、油分が残存しないこと | |
3.粗面化処理 | 施工内容 | |
4.常温金属溶射 | 施工内容 | |
5.封孔処理 | 施工内容 封孔処理は常温金属溶射後24時間以内に施工 1)封孔処理材混合 2)封孔処理材塗布 3完了検査 仕様および管理基準 1)専用シンナーで希釈 (MSシーラー希釈率:20~40%) 2)吹付または刷毛塗り (MSシーラー塗布量:200~250g/㎡) 3)外観確認/均一に塗布されていること | |
6.上塗塗装 (現場条件により選定) | 施工内容 上塗り塗装は封孔処理後2時間~30日以内に施工 1)中塗り材混合 2)中塗り材塗布 3)上塗り材混合 4)上塗り材塗布 5)完了検査 6)施工引渡し 仕様(ふっ素樹脂の場合)および管理基準 1)ふっ素樹脂中塗(主剤:硬化剤=85:15重量比) 2刷毛塗り(標準仕様量200g/㎡、可使時間/混合後5~16時間程度(環境による)) 3)ふっ素樹脂上塗(主剤:硬化剤=90~10重量比) 4)刷毛塗り(標準仕様量:150g/㎡、可使時間:混合後3~6時間程度(環境による)) 5)現場仕様による施工完了状態 6)現場仕様による施工完了状態(完了報告書提出) | |
7.検査・報告 | 仕上外観検査・検査記録等 ・作業管理シート ・皮膜厚測定記録 |